みなさん、おはようございます。校長のフクダです。
ひさしぶりのPTA総会を開催することができました。会の効率化を考慮して
総会自体は教室へのリモートとさせていただきましたが、こうしてみなさまを学校に直接
お招きできたことをうれしく思っています。
去る5月3日には、下妻一高との定期戦が本校で開催されました。
たくさんの人にお越しいただき、
実行委員の生徒たちも「観て面白い定期戦」を合言葉に大会をつくりあげ、
選手たちもひょっとすると?というところまで下妻一高を追い詰めました。
また6月には本校の文化祭である亀陵祭が開催されます。6月10日土曜日は外部公開日となっており、みなさまにもぜひお越しいただきたいと思っています。
コロナで止まっていた世界が、動き始めたら、ものすごい勢いで加速を始めたかのようです。
今月後半からは、教育ベンチャー5社と共同開発した総合的な探究の時間が
高校で始まり、附属中でも地元常総市と東京都市大学の研究者とともに開発中の
アグリサイエンスバレー常総を活用した探究が始まります。
月末には放課後にゲストを招いた海高クリエーティブスクールもスタートします。
本年度、これらの学びを整備したのには意味があります。
今日はその点を少しご説明したいと思います。
学びというものには主体的な学びと、受け身の学びがあります。
これまでの学校には学校がリードする学び、つまり、
生徒からすると受け身な学びが期待され、提供されてきました。
学習習慣をつくる、大学受験への道しるべになるなど、
枠組みとしてやらなければならない学びがあるのにはそれなりの意味があります。
しかしながら、それが100%ではこれからの社会は生き抜く生徒は育ちません。
先ほどお話ししたように本校では、
学校行事では生徒会や実行委員が、さらに各部活動が主体的な活動をしています。
そこに主体的な学びの核となる探究プログラムを整備することで生徒が主体性を発揮する機会を増やし、何事においても人任せではなく自分で動くことでしか変わらないんだ
という気づきを持ってほしいと思っています。
そしてその気づきは、進路選択において大きな意味を持ちます。
自分で自分の人生を切り拓いていく。当たり前のことですがその自覚を早く持った人間は
そこから生き方が変わっていきます。
本校では高校3年生の三者面談時に生徒から保護者に希望進路をプレゼンする試みを
始めます。自分で決めた進路だからがんばれる、納得できる、それはその後の人生に
つながる進路になるでしょう。
水海道一高では生徒の主体的な学びの機会をこれからも増やしていきます。
通常の授業の中にも主体的な参加が必須になっていきます。
みなさまもお子様の主体的な姿を見守りご支援いただければ幸いです。